皆さん、こんにちは!
はてなブログの今週のお題「人生で一番高い買い物」について書きます。
「人生で一番高い買い物」について、持ち家派の方の99%は家になるのではないでしょうか。
数千万円を超える買い物で家以外のもの?って考えると、庶民の生活では思い当たらなかったです。ロケットとか、高級車とか、月旅行とかですか??
私の「人生で一番高い買い物」=家となり、何の面白みもありませんが、少し特殊な点としては、人生で3回家を購入したいと計画している点になります。
昨年に2軒目の家を購入しました。当分3軒目を購入する予定はないですが、私の家に関する考えを発信したいと思います。
一軒目 中古マンション
10年ほど前の30歳で購入しました。子供ができたタイミングで妻の実家に近い地元で築浅(5年ぐらい?)の物件を購入しました。
その時は、子育てするのなら、妻の実家に近い方が何かと便利というぐらいの気持ちしかありませんでした。
家を買うのなら新築じゃないとダメというこだわりもなく、それよりはお得にお金を抑える方が優先です。
住宅ローンも35年の2000万円で組みましたが、生きている以上は住宅費が賃貸であろうとかかり、月5万円程度の返済であれば、何があっても支払うことができると考え、契約書に押印するときはビビリましたが、30歳、子供を育てる親として決断しました。
結果として、賃貸よりもローン支払の方が安くなり、賃貸(昭和53年築物件)よりも住居設備が新しくなり、金銭的にも気持ち的にも豊かになることができました。
2軒目 新築戸建
それほど家にこだわりはないため、中古マンションに住み続けてもよかったのですが、以下から戸建てを探し始めました。
・マンションは収納が少なく、子供が大きくなるにつれて手狭になってきたこと
・住宅ローン減税の期間10年が経過したこと
・私の実家は賃貸であり、子供の頃から戸建てに憧れがあったこと
子供の校区が変わらないエリアで3年ぐらいかけて、SUUMO等の不動産会社のホームページで検索していました。
2020年の1月に物件情報あり、その週末に売りての不動産会社へ行き、その日に契約しました。人生最大の買い物を衝動買いしてしまったことになります。
この3年間、戸建ての購入のためにリサーチし、自分の中での購入条件や相場感等も知らず知らずのうちに身に着けることができたため、衝動買いすることができたのかもしれません。
子供の校区が変わらない限られたエリアの中、そうそう物件が出る場所でもないので、あの日に意思決定しなければ、購入することはできなかったと思います。
その後、銀行間の住宅ローンの低金利競争が白熱し、それに比例して不動産価格も上昇したことや、コロナ禍により住居環境に関する価値観が変わったこと等により、物件価格はさらに上昇している状況を考えると、2020年1月のあのタイミングで購入できたことは運がよかったと思います。
購入した物件は、自由設計の注文住宅です。間取りや設備を一つずつ決める必要がありますが、以下の点について留意しました。
・コストを下げるためになるべく標準プラン通りとした(オプションはベランダの屋根ぐらい)
・売却時を考えなるべく個性のない家にすること
太陽光パネルも進められましたが、売却時や撤去時に面倒くさいことになる気がしたので、お断りしました。
・収納スペースを重視(土間収納、パントリー、ファミリークローゼットを充実、ロフトは使い勝手が悪いので却下)
後述の(中古マンションの売却について)に記載しますが、リセールバリューの高い物件に住むことが、不動産によりお金をつかむ大事なポイントと考えます。
戸建てはマンションと比べ、こだわればこだわるほど、売り主の個性が家に表れてしまい、買い手が見つかりにくく売却価格が低くなってしまいがちです。
一生、その家に住むのなら、せっかくの注文住宅なので、自分の好きなように作りたいという考えもあるかもしれませんが、私の理想は、マンションのような戸建て、つまりマンションのように標準的な戸建てを目指しました。
外装から間取りから、売却時に不利にならないように標準的、一般的な家になるように不動産会社と打ち合わせしました。太陽光パネルも売却時の足かせになるので止めました。
今から新しい家を建てるのに、売却の時のことを考えるなんて、私は変わり者だと思います・・・
戸建てはマンションと比べ、プライベート空間がしっかりしていて、自分の時間を取ることができます。子供が小学生高学年でいいタイミングであったと思います。
将来的な人口減からは不動産価値は減少していくことが明白ですが、毎日過ごす自分の家に投資することにより、幸せを感じることができました。
住宅ローンは35年で4000万円と1軒目の倍です。貯金を切り崩せば、もう少しローン金額を減らすことはできましたが、買い替え目的の一つに住宅ローン減税の恩恵を受けるということもありましたので、住宅ローン減税の最大枠の4000万円を借入金としました。
また、住宅ローンはローン減税の他、「団体信用生命保険」の要素もあるので、借入金は多ければ多い方が有利です。
住宅ローンの内容も1軒目よりも良くなっており、「団体信用生命保険」は死亡の他、ガン診断があった場合でも住宅ローンの残債が免除になる特約がついていました。
現状の金利情勢であれば、繰り上げ返済も不要と考えています。
(中古マンションの売却について)
次に、2軒目の家の引き渡し後に、中古マンションの売却活動を始めました。
不動産価格の高騰により、中古マンションの需要が高まり、1か月で売却することができました。しかも、10年前の購入価格+150万円です。
リセールバリューの高い物件を意識することなく購入できていたようです。
1軒目に購入したマンションは、よく言うと3WAYと、複数の駅のどこでも利用することができる、というのの反面、どの駅も地味に遠いというところでして、最近は駅前徒歩5分以内のマンションが建設され、価格も4000万円~が一般的になっています。
少し利便性の悪い物件ですが、駅前よりも競合物件が少なく、築10年代で2000万円台のマンションは希少性が高かったのだと思います。
売り出し広告を出した初日に少しエリアの離れた芦屋の不動産会社から買い付け注文があったほど。最初は高めに価格を設定したつもりでしたが、土地勘のない不動産会社がネット情報を見てすぐに興味を示すほどの優良物件でした。
結局、仲介を依頼していた不動産会社のグループ会社に購入してもらい、私は瑕疵担保責任の免除、おそらく不動産会社もたくさん利益を出すことができ、WINWINで終わったのではないかと思っています。
不動産の購入、売買は大きなお金が動く機会ですので、運や時代にも左右されますが、お金をつかみ取るチャンスと感じました。
3軒目 マンション(予定)
ここからは、これからの将来に思い描いていることですが、2軒目の家は20年ぐらいで売却したいと考えています。
その頃の年齢は60代、3軒目の家は「終の棲家」ということになりますが、生活しやすいマンションに戻ろうと思います。
年老いた夫婦二人が過ごすには、マンションが生活しやすいです。
70歳まで働くつもりですが、今後は、今よりは出社する頻度も少なくなると思いますので、通勤時間は多く掛かっても、少し都心から離れた中田舎の場所で、それでも駅近のマンションにしたいと思います。
3軒目の自宅の売却時=つまり、自分や妻がこの世からいなくなった時になりますが、子供に迷惑をかけないように、処分しやすさを考え「新築のマンションで駅前」という結論になりました。
まとめ
賃貸派か持ち家派かという議論はありますが、私の場合は、人生で家を3軒購入することで、持ち家派でありながら賃貸派のような身軽さを実現したいのです。
家には色々な思い出が詰まっています。うれしいことも辛いことも、私たち家族をいつも見守ってくれています。引っ越しの別れの時には感謝の気持ちを忘れません。
我々庶民にとって、家は人生で一番高い買い物にはなりますが、決して浪費ではなく、幸せな充実した人生を送るための買い物であることを再認識することができました。